カフェ・コレット
カフェ・コレットを初めて飲んだのは十数年前。
知り合いのナポリ人のホームパーティーに呼ばれたときのこと。
色々なナポリの料理とワインをふるまってもらった後、最後に出たのが、カフェ・コレット。
グラッパ入りのエスプレッソだった。
エスプレッソの香ばしい香りと,
グラッパのほんのり甘く感じる華やかな香りが混ざり合い、なんとも言いえぬ良い香り。
食後酒と締めのエスプレッソを一度に飲むような感じだろうか。
満腹のお腹の消化を助けるようで、とても気に入った。
『ナポリのバールで飲む本物のカフェ・コレットはもっと旨い』
と言われ、
いつかナポリで本物を飲んでやるぞ、と思っていた。
初めてナポリに行ったのは、ちょうど4年前の11月だった。
日本から着いたばかりで、空腹と時差ぼけで眠れない。
ホテルの近くのピッツェリアで、ナポリの夜更かしの若者たちに混じり夜11時頃にピッツアを急いでほおばった。
そのあと、向かいのバールへ。
エスプレッソカップを熱湯の中に入れて温めておくのは、ナポリ式のカフェの入れ方。
その熱々のカップに入ったグラッパ入りのカフェ・コレットは、本当に旨くて、じーんとした。
ナポリに今いるんだな、と実感する味だった。

da Rigolettino
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